第二章:色彩の迷宮 ―「見破れ、色に潜む罠」

国旗クイズ

国旗の世界には“視覚の罠”がある。
一見同じに見えるが、意味も背景もまるで違う――そんな旗たちが君を惑わせる。
真の識別力を持つ者だけが、この迷宮を抜け出せる。


Q6. 緑・白・赤の縦三色旗。イタリアとメキシコの違いは?

A. 配色順
B. 中央に紋章の有無
C. 縦横比
D. 緑の濃さ

トリビアメキシコの国旗には、中央に「鷲が蛇を咥えてサボテンに立つ」紋章がある。一方、イタリアの国旗には装飾がなく、シンプルな三色旗。両者は似ているが、全く異なる文化的背景と意味を持つ。


Q7. ルーマニアとチャド、どちらの旗?

A. 配色順が違う
B. 配色が左右反転
C. 実質ほぼ同じ
D. 赤と青の意味が逆

トリビア:実はほぼ同じ。ルーマニアとチャドの国旗は「青・黄・赤」の縦三色で、色味まで非常に酷似。チャド側は過去に国際的な抗議をしたが、ルーマニアは「偶然」であり、変更は拒否した。


Q8. ロシアとオランダの旗の違いは?

A. 緑がない
B. 横ストライプの順番
C. 縦横比
D. 両国とも同じ旗

トリビアオランダは「赤・白・青」、ロシアは「白・青・赤」。色は似ていても順番が異なる。ロシアの国旗は17世紀にオランダの商船旗にヒントを得て誕生したとも言われている。


Q9. インドネシアとモナコ、どちらがどっち?

A. 白が上ならモナコ
B. 赤が上ならモナコ
C. インドネシアは比率が異なる
D. 実は同じ

トリビア:両方とも「赤・白」の水平二色旗で、見た目は非常に似ている。ただし、インドネシアの国旗は縦横比が2:3で、モナコは4:5と若干異なる。また、採用時期もインドネシアの方が後。


Q10. アイルランドとコートジボワールの旗の違いは?

A. 緑とオレンジの濃さ
B. 左右反転
C. 配色が斜め
D. アイルランドには紋章がある

トリビア:両国とも「緑・白・オレンジ」の三色旗だが、アイルランドは緑が左、コートジボワールはオレンジが左。つまり、完全な左右反転になっている。


識別の試練:色彩の罠、突破できたか?
5問中いくつ正解できた?

  • 5問正解:目を持つ者「色の支配者」
  • 3〜4問:観察者「見抜く眼」
  • 1〜2問:迷宮の旅人「幻視の者」

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